アメリカでは、有名なこの「ASE」。 1972年に設立された全米優良自動車サービス協会(National Institute for Automotive Service Excellence) の頭文字をとって「ASE」と呼ばれています。 ASEは自動車整備士の技術、サービスの向上を目的とした制度で、 現在はアメリカ国内だけでなくカナダ、メキシコ、南米でも試験が行われており、国際的な資格制度となっています。
ASEを受験するには、2年以上の実務経験が必要になりますが、それに順ずる能力があるとみなされる 教育課程の修了が必要になります。
日本では一度資格を取得してしまえば更新等は必要ありませんが、このASEは合格しても5年後に 再度テストを必ず行わなければならないという厳しい資格です。
また、上記とは別に下記8項目すべてのテストに合格すれば 「ASE MASTER HEAVY DUTY TRUCK TECHNICIAN」が取得出来ます。 これも5年毎の更新が必要です。 現在、アメリカ国内では極少数の11,372名が所有しています。 ちなみにASE大型トラック整備士資格所有者は11,372名です。
試験の内容は主に電気系統です。 インジェクション コンピューター診断、診断に用いるスキャナーの使い方、 データの読み方、データの理解度、 エンジンチューニング、エンジン修理、 ミッション修理などで、 取得するには車整備に深い造詣と経験を有します。